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はじめに

はじめに

2017年3月31日、向野義人先生は28年間の福岡大学スポーツ科学部での教鞭を終えて退官されました。先生の研究室からは、鍼灸師、理学療法士、NATAトレーナー、柔道整復師など医療やスポーツに携わる人材を多く輩出してきました。また、これらの有資格者が先生の教えを請うて門戸を叩きました。本企画者もその一人です。
先生の研究室では非常にユニークな実験が多く、“M-Test/経絡テスト”を用いた鍼治療で筋電図を測定してスポーツ選手のパフォーマンスを比較したり、鍼治療をしてからホルター心電図を装着して睡眠時の自律神経活動を測定したり。ときにはアイスクリームをたくさん買い込んできて、どのスプーンで食べたら美味しいかというアイスクリームの実験を行ったこともありました(ダイオードを使った実験だったかな)。

また大学病院には、非常に多くの患者さんが受診され、その場が医療者の研修の場にもなりました。

先生のやさしいお人柄とご指導を求め、大学院生の他、研究生や研修者など国内外からたくさんの方が研究室を訪れ、非常に賑やかな研究室でした。

現在、向野先生は、臨床に従事される傍ら、M-Test/経絡テストの普及活動を行われています。

ここからの内容は、2015年5月20日、イノベーションスタジオ福岡a):プロジェクト2『ライフコースのイノベーション』に於いて結成されたSTORYチームのプロトタイプとして収録した音源に加筆したものです。

語り手に向野義人先生、インタビュアーに中嶋一顕氏をお迎えしました。

文中には話し言葉独特の表現がありますが、お二人の会話中の驚きや笑い、おもしろさを思い浮かべながら楽しんで読んで頂けたらと思います。

大変お忙しい中ご協力いただきました向野義人先生、そして中嶋一顕氏には深く感謝いたします。

2019年8月吉日 山下なぎさ

a) イノベーションスタジオ福岡
イノベーションスタジオ福岡は、企業・大学・公的機関が連携し、福岡の街にイノベーターを輩出し、イノベーションを起こすための市民主体のプラットフォーム。詳細は→ https://re-public.jp/project/innovation-studio-fukuoka