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    医学博士 向野義人

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    向野先生のインタビューをお贈りします。本文からお読みになりたい方は「story_01」からどうぞ!※10数回に分けてポストする予定です。

    向野:これは医学部の学生の時のクラスで文集を出版してるんですけどね。 その3巻目です。これが手元に残ってたんです。 3巻目の時は僕が医学部の4年生ですけども、ちょうどその時に「東洋医学」というタイトルでを投稿したんですね。それに僕の文章が残ってました。捨てずに良かったです。 ここに当時の僕がどういう思いで東洋医学を見てきたのか、というのを若干書いているんですね。 文章の最後の所にどうすべきか、ということ二つを主張したいというのがあって、18ページの最後から7行目にこう書いているんです。 『また哲学が問題を発見し、科学が解決するのであるが、東洋医学の正しい理解は、東洋哲学が想起した独自...
    中嶋:今の耳の話は、どちらかと言うと1点を刺激して神経に電気信号が走ってということですね。 向野:これは、西洋医学の中でもできるんです。 中嶋:同じように電気信号的なものが、経絡と呼ばれるところの神経の集合体と言うか、通り道のようなものなのかなと思ったりするんですよ。 向野:そこまで今の科学というか、医学は進歩してないですよ。 それで、例えば先程の栗むきのケースでは、栗をむく際に手の関節のここの関節を動かして、ここが動いて、ここも動いて、ここに力が入って、さらにここに力が入ってという、その影響を全部を明らかにするようなシステムはないんですよ。 一個一個考えて行くんです。パーツごとに考えて...
    中島:その経絡・東洋医学の素晴らしさ、きっと勉強というか研究なさっている中で、これはもうあくまで憶測ですが、その技術的な知識的なことだけではなくて、気持ちのところとか、考え方とか、そういうようなところにも素晴らしさを見つけられたんじゃないかと思うんですが、そういったところも含めて東洋医学ってあるようなイメージが僕にはあるんですが、どうでしょうか。 そういったところもやっぱりございますか? 向野:そうですね。 最初に私が鍼の研究を本格的にやりだしたのは、ある患者さんとの出会いでした。 三重大学行って大学院が終わって博士号取った後、外部に出張するんですけど、ある中堅の病院の内科医長をしている...
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    ※ 録音の関係上、お聴きづらい点などありますがご了承ください。

    story_01&02、story_03&04を公開中です♪

  • about

    向野 義人(むかいの よしと)

    略歴:

    1947年福岡県に生まれる。1971年九州大学医学部卒業。1977年医学博士。1982年福岡大学病院第2内科講師。1989年福岡大学体育学部(1997年よりスポーツ科学部)教授、福岡大学病院第2内科兼務(東洋医学外来担当)。1990年福岡大学大学院スポーツ健康研究科スポーツ医学専攻修士課程指導教授。2004年福岡大学大学院スポーツ健康研究科博士課程指導教授。2006年福岡大学病院東洋医学診療部初代診療部長(2012年3月まで)。2017年福岡大学名誉教授。

  • M-Test

    M-Test 経絡テストとは

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    M-Testとは

    M-Testは、広義には「からだの動きを負荷することで経絡・経穴の異常を見つけ出す診断治療体系」のことで、M-Testの方法論(診断・評価・治療)全てを含む総称である。
    狭義には、「経絡・経穴の異常を判断する身体動作テスト」を指す。例えば、“M-Test陽性所見”と表現すればM-Testを行い観察された陽性動作のことであり、“M-Test治療”と言えばM-Testの方法論に従った治療を意味する。他にも、M-Test所見、M-Test評価法、M-Test診断法などの表現が可能である。M-Testの最大の特徴は、からだの動きで伸展される経絡に着目して体系を組み立てたところにある。からだの動きを負荷する方法は簡便で安全であり、それに基づく診断や治療効果は迅速で確実である。

     

    ※ 詳細は『M-Test(医学書院)』-第1章M-Test概説をご覧ください。

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    M-Testの方法論とは

    1.  M-Testは経絡を伸展させからだの動きを分析する。 つまり、M-Testは症状を増悪したり、誘発したりするからだの動きをみつけることで経絡・経穴の異常を把握することを特徴とする。
    2. 動きは基本動作30項目、6ブロック上半身の前面、後面、側面、下半身の前面、後面、側面で構成される。 6ブロックの動きは12経絡を伸展するからだの動きに相当し、五行論を用いて分析することも可能である。
    3. 30項目のそれぞれの動きに伴い、身体症状がおこるかどうかを調べる。 症状が誘発されたり増悪する動きを陽性とし、どのブロックの動きに異常があるかを判定する。
    ※ 詳細は『M-Test(医学書院)』-第1章M-Test概説をご覧ください。
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    応用可能な領域

    1. 医療・看護・介護の分野
    2. 医療や産業の現場で働く人たち
    3. セルフケアや住民の健康管理
    4. スポーツ選手への応用 アスリートの障害予防や競技力向上を実現する領域
    ※ 詳細は『M-Test(医学書院)』-第1章M-Test概説をご覧ください。
  • books

    M-Test基本ガイド  経絡テストからの展開

    医歯薬出版 株式会社 

    ISBN:978-4-263-24075-5

     

    Nogier博士の耳介治療ハンドブック
    株式会社シービーアール
    ISBN:978-4-902470-88-8 C3047

     

    スポーツ鍼灸ハンドブック-M-Testによる経絡運動学的アプローチ-
    株式会社 文光堂
    ISBN:978-4-8306-5179-3

     

    M-Test−経絡と動きでつかむ症候へのアプローチ-
    株式会社 医学書院
    ISBN:978-4-260-01608-7

     

    図解 M-Test 
    医歯薬出版 株式会社
    ISBN:978-4-263-24278-0

     

    Sports Acupuncture-The Meridian Test and It’s Applications-
    Eastland Press, Inc.
    ISBN:978-0-939616-66-4

     

    競技力向上と障害予防に役立つ経絡ストレッチと動きづくり
    株式会社 大修館書店
    ISBN:4-469-26605-1

     

    スポーツ鍼灸ハンドブック-経絡テストの実際とその応用-
    株式会社 文光堂
    ISBN:4-8306-5137-7

     

    経絡テストによる診断と鍼治療
    医歯薬出版 株式会社
    ISBN:4-263-24148-7

     

    経絡テスト
    医歯薬出版 株式会社
    ISBN:4-263-24135-5

     

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